マイク オーディオテクニカ ATM650

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先週、テレビを見ていたら、オーディオテクニカの創業者(故人)が収集していた蓄音機など500点が福井県に寄贈されたというニュースをやっていました。
蓄音機は1890~1930年代に欧米で製造されたもの130台で、創業者である松下秀雄氏がコレクションしていたもののうちの一部。秀雄氏が越前氏の出身、息子で社長の和雄氏が敦賀市の出身という縁から贈られたということのよう。
寄贈品は福井市の県立こども歴史文化館に収蔵され展示されることになったとか。
電気がなくても音は再生できると、寄贈した和雄氏はオーディオの原点を語られていました。

こういうお金の使い方を伝え聞くと、いい話しだなぁと思うとともに自分なんかは死んでも、どこかの古物商を喜ばせるくらいが関の山で、何も世の中に残せないねぇと考えてしまいます。残りの人生でなんとかなるものでしょうか…

楽器用のマイクの追加で、オーディオテクニカのATM650 を2本購入しました。

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昨年11月にAUDIO TECHNICAの業務用マイクロフォンのシリーズが一新され、
ゼロから再設計したという「Artistシリーズ」が発売になりました。
ATM650 は、ミドルクラスのATMシリーズの楽器用マイクという位置づけになっています。 参考URL 

このマイク、海外では数年前からあったようでWeb上では見かけましたが、日本国内ではまだ新しい機種ということになります。

では早速、開封。
付属品は、マイクホルダー、変換ネジ、ポーチです。

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大きさは、SHURE のBETA 57A と同じくらいで、
BETA 57A の160mm275g に対して
ATM650 は164mm279g となっています。
目につく特徴はマイクグリルの周囲に頑丈そうな金属の枠がついていて、凹み防止になりそうな形状です。

価格帯からいうとSM57 を意識しつつBETA 57A を睨んでいるものと推察されます。
何種類かのマイクで音源の聴き比べをしてみました(厳密なテストや検証ではありません)。
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写真左から

audio-technica ATM650
audio-technica AE6100
SHURE BETA 57A
SHURE SM57

ATM650 を使って最初に感じたのは、ノイズがとても好感のもてることでした(無音時のノイズではなく環境音ノイズとでも言ったらいいでしょうか)。
癖のあるマイクの場合は、大きなはっきりとした音が入る前から何か独特のノイズが現れますが、このマイクにはそれを感じませんでした。数値等には現れにくい部分かもしれませんが。

4本の比較では、ATM650 は音の軸を外した場合に極端に音が小さくなることがわかります。この写真のマイクの他にも何本かのマイクを同様の条件で試聴していますが、その中でも際立っていました。
音の位置の激しく動くような楽器ではもしかすると難しいことがあるかもしれませんが、ハウリング対策には良さそうなマイクだと思いました。
実際にライブの大きな音の場所で使ってみないとわかりませんが、まずはハウリで困りそうな場所で試してみたいと思いました。

ゲインの高さでは、BETA 57A が他よりやや抜けている感じです。ハイは最も出ているように感じられますが、ややザラっとした印象を受けます。

人の声では同じオーディオテクニカでもAE6100 は特徴があって、このあたりはやはりボーカルマイクだと思いましたが、両者では楽器の音なら断然ATM650 だと感じました。

価格や用途的に最も対抗となりそうなSM57 との比較では、高音についてはSM57 のほうが出ているように感じ、ATM650 はいい意味で全体にまとまっている印象でした。
試聴していた2つのスピーカーの間の音がにごる位置へマイクを持って行ったときに、この4本の中ではSM57 は最もにごりが感じられず、このあたりは指向性の違いの現れでしょうか。
人気では圧倒的にSM57 に分があると思いますが、バランスのいい出音で被りにも強そうなATM650 のほうがよさそうな場面があるだろうことは容易に想像が出来ました。
いまひとつ人気のない機種ですが、これからいろいろな場面で使ってみたいと思っています。

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audio-technica ATM650
型式: ダイナミック型
指向特性: ハイパーカーディオイド
周波数特性: 80~17,000Hz
感度(0dB=1V/Pa,1kHz): -56dB
出力インピーダンス: 300Ω 平衡
質量: 約279g
出力コネクター: XLR-M
付属品:AT8470マイクホルダー、変換ネジ(3/8-5/8)、ポーチ
2013.11.22~発売

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