STAGEPAS 150Mと300

spas150.jpg

既にディスコンとなっている両機を比べて何の益があるのかいということはさておき、
現在の最新機種もいつかは廃番となり、時のかなたに埋もれていきます。
歴史という点からは今も昔も平等なのです。

というわけで、第一回はかつてのポータブルPAの人気機種STAGEPAS 300とその陰に隠れてマイナーな存在に終わったSTAGEPAS 150M(2008年5月27日発売)を見ていきたいと思います。

spas300.jpg

写真(左150M・右300)でもお気づきになると思いますが、両機はそっくりなというか、スピーカー部分は同じで、
違いは裏側が、150Mが150ワットのパワードミキサーなのに対して、
300のほうは、スピーカーがペアで、ひとつに300ワットのパワードミキサーを内蔵し、
もうひとつのほうは裏蓋が付属し、本体内にスピーカーケーブルを格納出来るという点で異なります。

stpas横

ミキサーの違いは出力の他に主にマイク入力の数の違いで、150Mのほうは300の半分の2本のマイク入力数といったあたりです。
また150Mのほうは必ずミキサーが裏に付属しているので、裏蓋というものはなく、これは300のほうだけのものになります。

150Mが二つあれば300と同じかというと、一般的な用途だとケーブルが増えて使い勝手が悪くなるということがあると思います。二つのときの合計の重さは300(300は18kg・150Mは19.2kg )のほうが軽いでしょう。
もともとはSTAGEPAS 300のほうが先に発売されており、150Mのほうはモニターに適した追加モデルとして発売されるという経緯での登場でした。150Mの立ち位置としては、マイマイクならぬマイモニターの欲しい人向け商品だったのかもしれません。

音はブラインドで聴き比べても差は個体差のレベルではないかと感じます。

似通った両者なのに、人気で大きく異なる存在なのは興味深いですね。

新品時の実売価格が150Mがおよそ4万円、300が6万円程度。
マイク入力が2つだけというのは、よくあるパワードスピーカー並でインパクトに欠け、またメインミキサーとして使うにはマイク入力数が少なすぎて使い難い。モニターとしての使用でもスピーカー1本だけで済むケースは限られる。ステレオリンク端子にパワードスピーカーをつなげば2本のスピーカーからステレオ再生出来るものの、だったら最初からSTAGEPAS 300でいいのではとなります。
さらに追加モデルのわりに確たる新機能も付与されなかったことが、価格差とも相まって150Mをマイナーな存在に留まらせたもの思われます。


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